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理事長挨拶

日本の交流分析家の大団結を

このたび、芦原睦第5代理事長の後を受け、本学会の理事長を再度拝命しましたので、ご挨拶いたします。

前回就任時、私は本学会の現在の課題として3点を挙げました。今回も継続して取り組んでいきたいと考えています。

一つは「学問的研究の深化」です。この点、国際的な交流分析はさらに多数の学派が形成されています。交流分析を学ぶ際に戸惑いも生じやすいと思いますが、本邦では創始者エリック・バーンの著作など交流分析の原著が相次いで翻訳され、うれしい状況になっています。

二点目は「組織建設の強化」です。この点は現状、コロナ禍もあって会員数の増加、組織強化のいずれも課題山積です。

第三に、文字通り「交流分析の実践と普及」です。残念ながらこの点も十分達成できていない状況にあると思います。これは、日本の交流分析ないしTA関係の多くの団体とも協力して進めていかなければならないでしょう。

スローガンは「We are OK」です。パワーは一人一人にあるだけでなく、人と人とのつながり、関わりの間に、その中にあると信じています。皆さん、大団結いたしましょう。今後とも、皆さまのご協力とご支援を、お願い申し上げる次第です。

日本交流分析学会理事長 江花 昭一
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